~現代灯りとの融合~
先日、富山県高岡市にある「瑞龍寺」に行ってきました。
4/29~5/1春のライトアップというイベントがあり、
歴史的な建物と現代の灯りを融合させた、幻想的な雰囲気を楽しむ事ができました。
赤・青・緑・紫…多様な色に照らされ変化していく姿を眺めていると
不思議な気持ちになりました。
当時はどのような灯りの中で、存在していたのだろう…
瑞龍寺伽藍整備が完成したのは、1663年頃と言われてます。
今から350年程前、江戸時代に使用されていたのは行灯(あんどん)などの灯り。
現代の色温度でいうと1800K~2000Kになります。
いくつかの配置された灯篭と月明りに浮かぶ姿は、きっと今日眺めている建物と
全く別物に感じるのだろうと思い、歴史の流れを感じました。
灯りの配置の大切さ。
灯りと建物の関係性。
灯りの楽しみ方。
住宅の灯りには、見せる灯り・感じる灯り・印す灯りなどがあり、表現や目的により
配置や数、照度・色温度を選択することで、心地の良いデザイン空間を
創り出す事が出来るのでしょう。
今回、歴史的な建物と現代の技術に同時に触れることによって
刺激を受け、また癒されることができました。
~いいデザインと暮らそう~